ブランドとファッション

エミリオプッチ

エミリオ・プッチ（Emilio Pucci）はプリントの王子（Prince of Prints）という愛称を持っていることでも有名なイタリアはナポリ出身の男性ファッションデザイナーで、自身の名前であるエミリオ・プッチを冠したファッションブランドの創設者でもあります。
1947年に高校時代オリンピックのスキー選手だったエミリオ・プッチが自分でデザインしたスキーウェアを雑誌「ハーパース・バザー（HARPER'S BAZAAR）」に掲載したところ非常に人気を得たために、その後女性用の冬服のデザインを頼まれるようになりました。
これがニューヨークで更に評判を呼びスポーツウェアのデザイナーとして知られるようになりました。
エミリオ・プッチの特徴は大胆なデザインと鮮明なプリント柄にありプッチ柄と呼ばれていてエリザベス・テーラー、マリリン・モンロー、ジャクリーヌ・ケネディーなどの超有名人に合いようされてアメリカから始まり世界的に有名になっていきました。
そのラインナップは広範囲に及び、衣服やカーペットといった一般的なものからアポロ15号使節団のロゴマークやブラニフ航空の客室乗務員の制服までもデザインしたことで有名です。
レディースにはパンツ、カプリパンツ、スウィムウェア、ミニスカート、ワンピース、ミュール、ショーツ、リゾートドレス、バッグ、シューズ、スカーフなど非常に豊富な品揃えを持っており、メンズにもシャツ、ネクタイ、サーフパンツなどがあります。
ブルー、イエロー、パープル、オレンジ、グリーンなどの多彩な色とプッチ柄と呼ばれる大胆で幾何学的とも抽象的ともいえるオリジナルのプリント柄は、派手になりすぎていない、上品さも持ち合わせているそのバランスの妙が世界のセレブに長く愛されている秘密でしょう。
エミリオ・プッチの独自の世界観を愛する人には特に魔法のような魅力を感じると言わせるだけの力のあるブランド。
それがエミリオ・プッチなのです。